ポジティブインパクトの契約締結について

当社は、西日本シティ銀行(頭取 村上 英之)と『ポジティブ・インパクト・ファイナンス』の契約を締結しました。
『ポジティブ・インパクト・ファイナンス』とは企業活動が環境・社会・経済に与える影響を包括的に分析し、特定されたポジティブインパクト(プラスの貢献)の向上と、ネガティブインパクト(マイナスの影響)の緩和・低減に向けてKPI※を設定し、金融期間がモニタリングしながらKPI達成に向けて支援する融資です。
 当社は、事業活動を通じて地域農業を支え、事業成長とサスティナビリティへの貢献の向上を目指して参ります。

1.PIFの契約内容

契約日2023 年 9 月 29 日
融資額100 百万円
期 間5 年
資金使途運転資金

2.設定した KPI(詳細は別紙「評価書」をご参照ください)

環境面の KPI ・2028 年度までに家庭用無洗米商品の販売額を 2.25 億円に拡大する。
・2028 年度までに無洗米の乾燥に用いる電力すべてを太陽光発電へ切り替える。
・2028 年度までに尿素 SCR システム(選択触媒還元システム)付きエンジン搭載トラックを 1 台導入し、2028 年度以降の同システム付きエンジン搭載トラックの導入計画を策定する。
社会面の KPI・ 2022 年度の精米取扱数量の水準を 2028 年度まで維持する。
・ 2028 年度まで精米 HACCP 認証の継続認定をする。
・ フォークリフト運転士、玉掛け技能資格、クレーン運転免許の取得に要する費用を全額補助する。
・ 2028 年度時点において工場従事者全員がフォークリフト運転士免許を所持した状態を維持する。
・ 玉掛け技能資格とクレーン運転免許双方を所持する職員を新たに 2 名養成する。
・ 2028 年度までに営業職を対象として定期的な異業種交流会や勉強会等への参加に関わる全額費用負担の規則を制定する。
・ 経営者及び安全管理者が安全管理に関わる各種セミナーを定期的に受講し、職場への安全管理意識を高め、2028 年度における労災発生件数ゼロを達成する。
経済面の KPI・営業および工場での働き方を整理し、営業職および工場従事者として女性を登用し、2028 年度までに女性社員比率 25%を達成する。
・ 2024 年度中に熊本県産米の使用量を 7,000t へ拡大し、2028 年度まで使用量を維持する。
(注)当行は KPI のモニタリングを通じ、KPI 達成にむけて各種支援を行います。
参考資料:(ダウンロード)

※ KPIとは、Key Performance Indicatorの略で目標を達成する上で、その達成度合いを計測・モニタリングするための定量的な指標のことです。